診断基準

脂質異常症と診断される場合は、コレステロールの値が高いか低いかが大きな基準となります。
これまでは総コレステロール値が診断基準でしたが、コレステロールには悪玉と善玉があるため、診断基準がむずかしいとされていました。
よって、今の診断基準は、脂質異常症の原因となる悪玉コレステロールが多場合と中性脂肪が多い場合、加えて善玉コレステロールが少ない場合の3つを診断基準としています。
それぞれの基準で検査することによってより明確に脂質異常症と診断することが可能になりました。
診断する場合には、コレステロール値や中性脂肪の値だけではなく、他の生活習慣病を患っていないか、高血圧や喫煙習慣はないかなども要因の1つとして検査されます。
また、肥満な人や家族に心筋梗塞や脳梗塞の人がいる場合にも脂質異常症のリスクは高いとされています。

脂質異常症と診断する基準が新しくなったことで、これまで脂質異常症と診断されていた人も正常とみなされることがあります。
特に、コレステロール値が高くなる更年期以降の女性に正常と診断される人が増えました。
コレステロールは善玉と悪玉があるため、総コレステロール値だけでは判断しづらく、特に女性の場合であれば比較的男性に比べると善玉コレステロール値が高い傾向にあるので、脂質異常症にはなりにくいとされています。
新しい診断基準によって、男性においても総コレステロール値が高いからといって脂質異常症とみなされるわけではないので、しっかりと善玉と悪玉まで検査することが大切です。